シロアリの一日を見てみよう。
シロアリの生活はとっても引きこもり
「シロアリは引きこもり。~蟻道とは」のページで触れましたが、シロアリは引きこもりです。そんなシロアリの生活を見てみると…
ある日、シロアリの群れ全体が陽の光を避けて土の中を根っこなどの木部のセルロースを食べながら進んでいます。
そのうち一匹がどこからか強烈な木の腐った臭いに気付きます。このシロアリは職蟻(しょくぎ)と言われる、いわゆる働きアリです。
ちなみにシロアリの働きアリは雌。繁殖の時だけ群飛する雄のシロアリが生まれ、シロアリのハネアリとして飛びます。他のシロアリも木部の腐朽の臭い気付き始めました。木部が腐る臭いにはシロアリを誘引する物質があります。
シロアリの群れ全体は臭いを辿って移動を始めます。「シロアリの女王も一緒に」「シロアリの子供も一緒に」引きこもりのシロアリは、みんなで土の中を移動するのです。
土の中を進んでいくと、強い木部の腐朽の香りは人間の家の玄関の上からしてきます。
そこには、うーん、セメントの壁が立ちはだかっています。シロアリは外に出たくありません。
さあ、頑張ってみんなで蟻道をつくりましょう。
シロアリは腐朽した木部にたどり着き、そして、それがヤマトシロアリならば、腐った木部を食べて、全部食べると地中に戻ります。
イエシロアリならば、さらに腐るよう水を持って、まるで畑を耕すように餌場を作ります。カンザイシロアリならば、乾いた木部も食い荒らします。
なんにしろ皆が寄り添って、食べ荒らした状態がこんな感じです。
そう、シロアリは今日も湿って腐った木部を探して、群れて隠れて移動しています。
明日はあなたの家におじゃまします。