東京都内の住宅が密集している地域では、基礎の通気口（基礎パッキン型も含む）から十分な通気が入らず、床下の通気が悪い物件が多くシロアリ・カビの被害を受け易い住宅が多くあります。建蔽率のために建て直しが難しく、築年数が４０年近いご住宅では床下の内基礎で、各部屋が仕切られてしまっている住宅もあります。デザイナーズハウスが多いことも特徴で、規格品の建材ではないために、雨漏れからのシロアリ発生が多く報告されています。３階建ての建物も多いですが、その中でも１階部分を半地下にして建てた住宅では、床高が１０センチ程しかないこともあり、床下消毒の際に特殊な機材が必要となるケースがあります。近年では区内・区外で、アメリカカンザイシロアリの報告が増えてきています。江戸川区や中野区、それに昭島市等でカンザイシロアリの被害報告があります。その他の害虫では、ダニや室内昆虫の駆除依頼が多く、特にマンションにお住まいの方からの依頼が増えています。