今年も4月に入り、気温の上昇と共に ”シロアリの季節 ” がやってきます。
例年ですと、4月の後半からゴールデンウィークにかけて、シロアリの集団の中の生殖階級である
”羽アリ ”達 が一気に新たなコロニー(集団生活)を作るために群飛します。
羽アリの 群飛をご経験なさったお客様 は、二度とあのような大量の羽アリの発生だけは経験したくない!!
と、一様に口を揃えておっしゃいます。
それくらい、羽アリの群飛は とてもショッキング で、非常に驚く出来事なのです。
もっとも、私達専門業者から申し上げますと、羽アリの気持ち悪さよりも、 発生してしまった事実、
つまり、 発生に至る原因と根本的な駆除対策 に当然ですが意識がいきます。
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《 羽アリ群飛 その1 》
この写真は、突然発生した数に驚いたお客様が殺虫スプレーを噴霧した事で、
羽アリの死骸が窓ガラスに張り付いている状況です。
おびただしい数の羽アリの死骸です。この量ですとかなり大きなシロアリの巣が形成されています。
《 羽アリ群飛 その2 》 発生からその駆除までの様子です。
今回の写真は横浜市内のあるお客様の住宅の床下で、この場所は玄関上がりかまちの裏側です。
一戸建てですと玄関のフロアーの下がちょうどこんな感じです。
土止め板を固定してある部材に注目下さい!
見た感じはなんの変化も感じませんが、触って見ると中はボロボロです。
実は、これがシロアリの食害のしかたで木材の薄皮を一枚残して、中を上手に食べています。
被害部の周辺には蟻道もあり、兵蟻がハネアリを無事飛び立たすために地上に誘導しています。
まさに群飛の直前です。
床上への被害はこの蟻道からのシロアリの移動で、気温が上昇するとシロアリの活動も活発になります。
こちらの住宅は、昨年も羽アリが発生し今年も同じ所から発生したので私どもに調査依頼がありました。
最初は、羽アリ=シロアリに結びつかなかったようで、駆除までに1年を要してしまいました。
当然ですが、1年前はこんなに被害はひどくなかったみたいです。
最初は、知り合いの大工さんにフカフカしてきた床の修繕を依頼したようですが、床をはがしてビックリです。
大工さんも、こりゃ~大変だ! で、取引がある当社へ緊急依頼があったわけです。
応急処置は被害部位への薬剤処理です。まず、お客様が不快で驚かれた羽アリを退治し、その後本格的な駆除を行いました。
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