こんな意外な場所にもシロアリが生息していました。
室内へ大量のハネアリが発生し調査を行ないましたが、床下には被害はありませんでした。
ハネアリの群飛量が半端じゃなかったため、外部の点検を行なったところ、今回のような
症状がありました。
ハネアリの発生は床下からではなく、外部のこの場所からがわかりました。
物をどかしてみると、基礎にひび割れがありその隙間からシロアリが侵入しています。
シロアリの発生原因は、なにげなく放置していたホウキの取っ手が食害されていました。
庭掃き用のホウキの取っ手です。
よおく見ると、プラスチックカバーの中にシロアリがたくさんいます。
取っ手の木はほとんど食い尽くされ中はシロアリが運んできた蟻土でいっぱいです。
白く見える小さな個体がシロアリの職蟻です。
その数は数えきれない位います。
基礎の割れ目から壁の中へ侵入しているため、外壁から薬剤を注入して駆除します。
ハネアリの発生した周辺は念入りな処理が必要なので、きめ細かに処理をします。
窓枠も直接穿孔して薬剤を注入します。
ハネアリは高い部分からの発生だったので、天井付近も念入りに処理しました。
最後に発生源のホウキがあった周辺に土壌処理をして終了です。
こちらの住宅は幸い、床下や浴室にはシロアリの被害がありませんでした。
初めて、ハネアリが発生し、ご家族がシロアリを疑ったことが早期対処につながりました。
おそらく、今回のハネアリ発生をやり過ごしてしまうと、被害は確実に住宅におよんでいました。
本当に早期発見・早期駆除でよかったです。
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