先日このような新聞記事が掲載されていました。
日本に多いシロアリ「ヤマトシロアリ」の女王は、単為発生で分身である新女王を産み、
巣が大きくなると働き蟻などを増やす必要から、新女王と王が交配して家族を増やします。
これは近親交配による遺伝子異常を防ぐためにシロアリが身に着けた繁殖の知恵だと思いますが、住宅などに侵入して加害された場合、その巣は大きくなり続けることを意味します。
したがって予防・駆除をすることが大切ですし、作業には慎重を要することが分ります。
今回の研究発表は、女王は通常、王と交配して産卵しますが、うち2%~5%は単為発生で産み、
それが新女王になることがわかったようです。
長年防除作業に携わってきた物としてこの発表はとても驚きました。
我々は、日々の作業で経験を増やすと共に、新しい知識も得ることによって作業技術の向上を
目指しています。
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