工事部の安岡です、シロアリの調査のご依頼を頂いたお客様で、
窓枠の敷居にハネアリ(有翅虫)を発見して、赤褐色でヤマトシロアリの
ハネアリ(有翅虫)よりも大きい為に、直ぐに会社に持ち帰り鑑定して、
アメリカカンザイシロアリのハネアリ(有翅虫)と解りました。
お客様のお宅へ到着後、まずはハネアリ(有翅虫)が群飛した箇所を調査し、
窓枠敷居にハネアリ(有翅虫)を発見して、乾いた砂粒状の虫糞が沢山
ありました。
次に1階天井裏と2階(小屋裏)を調査し、
梁や垂木にアメリカカンザイシロアリ特有の孔道の跡が
ありました。
※アメリカカンザイシロアリは北米原産のシロアリで、30年ほど前に東京都区内に
住み着いたとされる。その後、神奈川県、和歌山県、兵庫県、広島県でも発見されて
おり、さらにその他の地域にも蔓延している可能性があります。日本に生息する主な
シロアリであるイエシロアリやヤマトシロアリとは異なり、巣や蟻道は造らず、建築物
の木材、木製家具、野外の枯木中に孔道をあけて生息していて、乾燥に強く、乾いた
砂粒状の虫糞を出す。この虫糞が被害発見の端緒となる事が多いです。
完全な駆除方法は難しく、イエシロアリやヤマトシロアリに対してと同じような処理を
行っても駆除できない場合もありますが、最近はかなり対応出来るようになりました。