緑が青々と茂り、まさに新緑の頃を迎えています。
緑もそうですが、虫たちの活動も活発になってきています。
ヤマトシロアリのハネアリが飛び立つ時期は終わりに向かっています。
これからは地中のシロアリが盛んに活動し、住宅の基礎から侵入して木部を侵食しようとしてきます。
何か被害があるのではと思われたら、今すぐ調査することをお勧めします。
今回ご紹介するのは、東京都葛飾区の戸建て住宅でのシロアリ消毒の様子です。
シロアリの喰害があり、リフォームの計画があったので、そのタイミングでお風呂場の消毒をすることになりました。
解体されたお風呂場です。木の部分に喰害があるのが分かります。
こちらはお風呂場入口部分の木部の喰害です。木が食い荒らされています。
さっそく消毒にかかります。喰われた木部は回復しませんが、これ以上被害を拡げるわけにはいきません。
お風呂場など水分のある場所は、被害が大きくなりやすい所です。
普段は1mの高さまで消毒すれば大丈夫ですが、より高い部分にも消毒して万全を期します。
土壌部分にも全体的に消毒します。シロアリは床下の土壌から上がってくるので、土壌も消毒します。
お風呂場はシロアリの被害がとても多い場所です。シロアリの被害に最初に気づかれるのも、お風呂場の入口の木枠の喰害や床がブカブカすることで気付かれる方が多いと思われます。
日本全国にいるヤマトシロアリは、水分を必要としますが運ぶ能力がないので、湿った場所を求めて生息します。お風呂場はまさにその条件にあてはまるので被害に遭いやすいのです。
何もなければそれが一番ですが、もしかしてということもあります。たまにチェックされると良いと思います。