12月も後半になると、クリスマスや年越しの準備で世間が忙しくなり師走らしくなりますね。
その中でも特に忙しい業界といえば、忘年会等で使われる飲食業界の方々です。
本日は飲食店を営んでいるオーナー様から、店舗の天井裏で物音が聞こえるようになったとの依頼です。
さっそく調査開始です。
お店入り口は問題なく、次は階段の裏側の部分を見ていきます。
外壁との結合部分のわずかなスキマからもネズミは入っていきますので、注意して見ることが大事です。
次は、弊社のねずみブログ愛読者の方でしたらお馴染みの換気扇外回りのチェックです。
遠目からライトを当てて見たときは、カバーもキレイな印象を受けますが、実際に近くで念入りにチェックを開始すると、どこか違和感を感じました。
こちらをチェックしていると、オーナー様から「真裏にも同じ換気扇がある」と伝えられたので、さっそく見にいくことにしました。
すると、先程の換気扇と違い、カバーもなく壁内へと通じる大きなスキマを発見しました。
オーナー様に「いつからこのような状態ですか?」と訊いてみたところ、今年の春先頃には確実にこの状態だったとのことです。
ねずみは暖かくなる春先から秋口までは、餌を求めて屋外での行動が活発になります。そのため、その時期はあまりねずみ被害が発生することがありません。しかし、冬になりますと、寒さをしのぐために家屋、建物へと侵入をするようになります。そこでスキマがある家屋、建物が狙われることとなります。
この換気扇の状態から察するに、最初に見た換気扇もコーキングで固着してあるカバーを取り外してみたらスキマがある可能性が大です。カバーを当てていても真ん中のスキマからネズミに入られるといったケースもあります。
もう一つは、配電管周りとブレーカーカバーのチェックです。こちらも古くなっており下穴にスキマが空いておりますが、外壁から内へと通じるスキマはなくこちらは問題ありませんでした。
一通りのチェックが終わり、その場でお見積り書を作成し建物のオーナー様へとお渡しをしました。
これにて、調査は終了です。
今後、依頼が来ましたら、プロの技術力でしっかりとネズミを止めようと思います。